真数千手観音その4 真数千手観音一覧(1番から10番)

私が調べた真数千手観音及と思われる千手観音さまを紹介します。
1番 なんといっても代表作!!真数千手との出会い!
唐招提寺1
唐招提寺(国宝)

2番 珍しい座像で、なおかつ千本!!毎月18日御開帳
葛井寺
葛井寺(国宝)

3番 とにかく美しい!小浜に行ったら必ず参拝!!
妙楽寺
妙楽寺(重文)  福井県小浜市

4番 光により表情が変わる美しい千手観音!!
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壽寶寺(重文) 京都南山城で最近は美仏として有名

5番 秘仏です!!今度お会い出来るのはいつ?
真数千手観音⑥紀三井寺2
紀三井寺(重文) 秘仏(50年に1度)

6番 手の迫力がはんぱないです!!
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達磨寺(町文) 室町時代 手は500本ほど (写真:王子町観光協会)

7番 城崎温泉にあります
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温泉寺(重文) 兵庫の城崎温泉(写真:温泉寺ホームページ)
手は834本が現存している

8番 火事が悔やまれる(T_T)
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教王護国寺(東寺)(重文) (写真:東京美術 東寺の仏たち)
昭和5年の火災で多くを消失、脇手が失われた
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消失前、国宝指定時の千手観音

9番 毎年8月9日・10日に御開帳
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勧学寺(県文) 三重県桑名市

10番 とにかく美しい千手観音さま
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善勝寺(重文)

真数千手観音その3 施福寺の千手観音(和泉市の至寶展)

西国三十三所第四番札所、施福寺に伝わる千手観音が「真数千手観音」の疑いがあり、博物館寄託されている「和泉市いずみの国歴史館」で開催されている「和泉市の至寶・集結!いずみの国の指定文化財」展に行ってきました。
施福寺の本尊は秘仏の千手観音さまですが今回の対象は像高43センチの小さな仏さまです。
和泉市の至宝1
和泉市至宝2

いらっしゃいました。施福寺の千手観音さま
びっしり手が出ています!!
手は扇型の板状に彫り込まれていますが、光背ではないので真数千手観音として登録です!
施福寺千手観音
お姿は図録より掲載
像容から鎌倉時代初期の作と思われるが平安末期の可能性もあるという。
施福寺は千手観音信仰と関わりが深いため、由緒ある古い千手観音像が失われたた際に、前身仏に似せて復古された可能性もあるようで、ロマンを感じさせる千手観音さまだ
通常は公開されていないので遠かったが来てよかった

他にも和泉市内の指定文化財が展示されていました。
多いのはやはり施福寺と松尾寺でした。
展示されている仏像は続きを・・・


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真数千手観音 その2(福井県 長泉寺)

平成27年度若狭の秘仏特別公開の案内リーフレットの中にどうみても真数千手と思われる写真が小さく掲載されていたので確認と他の特別公開も合わせて訪問しました。
若狭の秘仏リーフレット
若狭の秘仏リーフレット2
現地で手に入れた詳細なリーフレットにはしっかりと真数千手観音と確認できた!
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長泉寺が見えてきた
山門(鐘楼門)をくぐる。現在は曹洞宗の寺院だが元々は天台宗か浄土宗であったようです。
創建は西暦1,407年(室町時代)に若狭国守護、一色満範により北東四百メートルほどの山中に開かれたようです。
現在地には1507年(戦国時代)に移転したようです。
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本堂には本尊の阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)があり、お目当ての千手観音はさらにその奥にある開山堂中央に祀られていた。(許可を得て写真撮影)

近づくとあまりの迫力に!!
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脇からおびただしい数の手が出ています。
像高は179cmで鎌倉末期から室町時代の作とされています。
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それにしても手の迫力が半端ない!
この千手観音はもともと本寺である意足寺(現おおい町)の秘仏、観音菩薩立像の御前立であったものを開山堂が造営された19世紀初めに譲り受け安置されたと伝えられています。
こんな豪華な御前立があるのか不思議で、御前立像であれば本尊像も同じ形状の千手観音であるべきでは・・・
住職さんに伺いましたが詳しいことは分からないようです。
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手にばかり目がいっていましたがよく見ると螺髪部分が・・・
仏さまの顔になっている!!
こんなの見たことがないぞ!!
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千手観音は「千手千眼観世音菩薩」が正式な名称だが、こちらは「千手千頭観世音菩薩」のようです。
千手千足観音もインパクトは強かったが、こちらは何かエネルギーの塊のようなものを感じる仏さまでした。
いろいろと不明な点が多いことから文化財としては未指定ですが謎を秘めた素晴らしい千手観音さまで自分的には超おすすめの
千手観音さまです。
今回は文化財特別公開期間の公開ということで訪問しましたが前もって連絡すれば拝観させていただけるとのことでした。
また小浜に行くときには必ず寄りたいお寺です。
長泉寺パンフレット2

お寺で購入した絵葉書
長泉寺千手観音絵葉書

真数千手観音 その1

千手観音は本来、手の数が1,000本あるため、その名がありますが、仏像では造るのに困難なため42本に省略されているのが一般的です。
(千は無数を意味し、ありとあらゆる衆生の悩みを漏れなく救済するの意)
そんな中で初期の時代には実際に千本を表そうと仏師が造像に励んでいます。有名なのが唐招提寺や葛井寺の千手観音です。
唐招提寺
唐招提寺1
唐招提寺 千手観音立像(国宝)
葛井寺
葛井寺千手観音坐像(国宝)

その手の数は限りなく多く、他の千手観音像、どの観音像よりもインパクトが半端ではないと衝撃を受けました。
実際に千本ある千手観音像を一般的な千手観音像と区別するために「真数千手観音」と呼びます。
仏像の案内本には国内に3体しか現存しないなど僅かであるという情報しかありませんでしたが調べていくと他にも現存していることが分かりました。
有名なところでは福井県小浜の妙楽寺や京都南山城の寿寶寺はご存じの方も多いと思います。
ただ、本当に真数と呼べるのは数体しかありませんが、ここでは42本以上あり、1,000本作りたかったけど500本くらいだったという像や手は作れなかったけど光背(仏様の後ろにあるもの)で千手を表そうとしているものも含めて順に紹介していきます。
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