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信州の福満寺(善光寺妙海仏を訪ねて)

平成31年(2019年)の元旦、長野県麻績村の福満寺を訪ねました。
2年前の同じ日に訪ねているのでちょうど、2年ぶりです。
福満寺1
元旦の11時過ぎですが人影はまばらです。
福満寺3
長野道の麻績インターを降りて10分ほど山へ登った先にありますが
説明版には、元々はさらに1.5キロ登ったところに七堂伽藍を備える天台宗の修験道場として全盛を極めたとあります。
お寺を目指して急な坂を上っていくのですが、途中途中に墓石があり何とも言えない不思議な感じがしました。
それにしても、あちこち仏像巡りをしていますが、これだけ文化財指定があると嬉しくなりますね。それも平安仏と鎌倉仏。
福満寺2
年末にふった雪が少し残っていました。
参道正面に見えるのが護摩堂です。以前は薬師如来像をはじめ多くの仏像が祀られていたようですが
現在、古い仏さまたちはこちらにはいらっしゃいません。
左前方にある白い宝形造りの瑠璃殿に祀られています。
鉄筋コンクリート造りなので災害、盗難などに安心です。
福満寺瑠璃殿
元旦は事前連絡不要で日中、解放されています。
福満寺瑠璃殿内部1
お堂(瑠璃殿)に入ると突然、目の前に仏像の嵐!!
それも彩色のない素木像のオンパレード
福満寺瑠璃殿内部2
とにかく本尊の薬師如来坐像が強烈なインパクトです。
ひときわ大きく眼が大きく切れ長です。
藤原末期の作で増高は147㎝、台座光背を含めると387.9㎝あるそうです。
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下から見上げると大きさが分かります。
薬師如来坐像
指定区分 国指定重要文化財
時代 藤原時代末
像高 147cm 総高 387.9cm
材質・形状 桂材 寄木造 素地
福満寺の薬師如来は、その大きさが東日本随一と言われており、豊かに張った両頬、両眼を切れ長に刻み眼尻まで見ひらいた顔立ちは中々に雄偉の相である。
かつて、この薬師如来は五十年に一度のお開帳の外は秘仏として人の目に触れることはなく、この仏を盗み見た者は目が潰れると言われてきた。
 昭和二十二年仏体の修理を終え、お開帳を行い、それ以降大晦日の二年参りと、五月三日の縁日には拝観できることとなった。
データ・説明は麻績村ホームページより
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素晴らしい仏像群を角度を変えた写真でご覧ください。
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そして
お目当ての善光寺妙海さん作の日光月光両菩薩です。
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日光菩薩立像・月光菩薩立像
指定区分 国指定重要文化財
時代 鎌倉時代末
像高 日光菩薩 114.7cm    月光菩薩 115.5cm
材質・形状 桧材 寄木造
この両菩薩は、元徳四年(一三三二年)の善光寺住妙海(みょうかい)の作と判明している。
この妙海という仏師は、長野県内に日光・月光三組、金剛力士一組、十一面観音一体と計九体の仏像を残しているが、この像は彼が四十八歳の時で最後の作である。
データ・説明は麻績村ホームページより
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続いて月光菩薩立像
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次は三尊の左の毘沙門天像及び四天王像DSC_0326.jpg
毘沙門天立像
指定区分 国指定重要文化財
時代 藤原時代末
像高・寸法 像高 169.0cm
材質・形状 桧材 寄木造 彩色
不動・毘沙門両像の、客殿の本尊、千手観音の脇侍であったと伝えられている。
データ・説明は麻績村ホームページより
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修復前のお姿がこちら
画像は麻績村HPより
修復中の様子は麻績村村長さんのブログがとてもわかりやすいので、是非ご覧頂きたいです。
麻績村村長さんのブログ

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こちらの毘沙門天立像、不動明王立像は2013年6月から2年間、京都国立博物館文化財保存修理所で修復作業がおこなわれました。がかかった費用が2,000万円とのこと。檀家のないお寺で重要文化財のため国県村の補助金はあったといえ残りを地元上井堀区民らの浄財から成し遂げられたというのは、信仰心と郷土愛の皆様の努力の結晶のように思える。
地方には修復の費用が捻出されず朽ち果てていく仏像が多い中で、大変立派なお仕事をされたと思います。

次は不動明王像
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不動明王立像
指定区分 国指定重要文化財
時代 藤原時代末
像高・寸法 像高 159.5cm
材質・形状 桧材 寄木造 彩色
不動・毘沙門両像ともに、客殿の本尊、千手観音の脇侍であったと伝えられている。
データ・説明は麻績村ホームページより
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修復前のお姿がこちら
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四天王像
麻績村村宝
平安から鎌倉期
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飛び出た眼が古様であることをうかがわせます。
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十二神将像はとてもユーモラスな表情です。
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賓頭盧尊者像 平安末期 村宝
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まさに仏像の宝庫である福満寺に是非、お参りください。
5月3日は花まつりで御開帳です。

拝観データ
住所 長野県東筑摩郡麻績村上井堀 2120
連絡先 Tel:0263-67-2651(福満寺)
自動車利用:麻績ICから 5km 8分
鉄道利用:JR篠ノ井線聖高原駅下車 タクシー 10分
拝観 事前要連絡
拝観料 500円

































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