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静岡の仏像 松野阿弥陀堂(薬師堂)

新東名の新静岡インターから安倍川を北上し、細い谷を10分ほど走ると広い台地にたどり着いた。
松野の集落である。
このあたりは本山茶というお茶で生計を立てている集落のようだ。
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のどかな景色の先に松野阿弥陀堂があった。
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お茶農家の方が境内の駐車場に車を止めていた。
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阿弥陀堂は20年ほど前に建てられたようで新しい感じがした。
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由緒を見てみると伝・薬師堂と書いてある。
鍵はしまっており、賽銭用の小窓から中を見ることができた。
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おーまさに丈六の阿弥陀さま、その脇には仏頭のようなものがあるぞ!
そこに案内のちらしが貼り出されており、中を見たい方は連絡ください。都合がつけば伺いますとあり、
役員の方の電話番号が書いてあった。
昼時で申し訳なかったが電話をしたところ、松野薬師堂保存会の会長である小川様が心よく受けてくださった。
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小川さんに鍵を開けてもらい中までお参りさせていただいた。
像高は283cm、平安時代後期の、まさに丈六の巨像である。
それにしてもなんでこんなところにあるのか不思議に感じるくらいの迫力があった。
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お話しをうかがうと長い間、薬師さんと親しまれてきたが、近年の解体修理の際、専門家より手の形状などから
薬師如来ではなく阿弥陀如来であるという結論が出て、お堂の名前も阿弥陀堂に変更されたとか・・
それでも地元の方は薬師さんとして今も親しんで呼んでいるそうです。
小川さん自体、保存会の名称が「松野薬師堂保存会」とされています。
なので定印を結んだ手に薬壺がしっかりのったままでした。
小川さんによると手の部分だけ木の材質が違うこと、他の部分より稚拙であることから、もともとは薬師如来の
印相をしていたが、何らかのトラブルで壊れた際に、その当時流行っていた浄土信仰の影響で阿弥陀さんに
変えられたのではないかという推察に十分納得できるものがありました。
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なので「薬師さま」でよいのではと思いました。
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横から見ると厚みがない・・・地方仏らしさ?
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薬師如来の脇には左右に仏頭、どうも菩薩さまのようだ、それとも螺髪部分が無くなった如来さまか?
さらに痛みが激しい菩薩像らしきものがある。ともあれ三尊として残っていたら強烈な迫力があっただろうな
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小川さんによるときれいに残っていた仏像が昭和35年に盗難にあったという
こちらは当時の写真、なので残っている菩薩形だけ痛みが激しいため持ち去られなかったようだ
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以下は修復の様子
市の文化財に指定されているので半分は補助が出て残りの900万円近くを村の方の寄付でまかなったという。
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修復完成後の式典の様子
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参拝記念に小川さんが住職の許可をとって作成された御朱印をいただいた。
小川さんはとても親切な方でいろいろと資料を持ってきて丁寧に説明をしていただきました。
本当にありがとうございました。
尚、拝観は事前に電話連絡が望ましそうです。
保存会の会長 小川様の自宅電話番号 054-294-0570
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