愛知の仏像 金蓮寺弥陀堂

金蓮寺(こんれんじ)は吉良上野介で有名な吉良町(現西尾市)にある。
ここで有名なのはなんといっても国宝の弥陀堂(みだどう)
源頼朝の命により三河守護の安達盛長(あだちもりなが)が建てた「三河七御堂」の一つで
文治二年(1186)に創建されたと伝えています。
DSC_0890.jpg檜皮葺が美しい
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こじんまりとしたお堂ですが屋根のカーブ(反り)がとても美しい
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鎌倉中期(国宝)現存する東海地方最古の建築物です。
小規模ながら洗練された平安時代の住宅風の様式が高く評価されての指定とのこと。
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昭和28年の解体修理前の弥陀堂、瓦葺きになっていたが元々の檜皮葺の復元された。
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内部は折り上げ式格天井になっており曲線が大変美しい
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内部は薄暗い。
少しずつ目が慣れてきた。
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木造阿弥陀如来及び両脇侍像(県重文)
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来迎院を結ぶ阿弥陀如来座像(県重文)
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勢至菩薩像(県重文)
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来迎スタイルがいい
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観音菩薩像(県重文)
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観音菩薩像
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腰の曲げ方がとてもいい
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ご住職によると元々の弥陀堂が源頼朝によることから、仏像も運慶が彫ったものではと期待したがどうも
違うという判断がされてがっかりしたという。
自分が見る限りは慶派の流れを組む仏師の作としても十分納得できる美しい仏さまであった。
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とっても素敵なご住職自筆の御朱印をいただく。
国宝みだ堂と書いてある阿弥陀様のお姿になってる。
見仏記朱印帳(笑)

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平安の秘仏 滋賀櫟野寺の大観音とみほとけたち

滋賀の櫟野寺は学生時代の訪問したことがある。
当然、本尊の十一面観音は秘仏で拝することはできなかったが、それほど凄い方だとは
ニュースで知るまで知らなかった。
仕事を終えて夕方6時ぐらいだろうか今日は金曜日なので夜8時まで開いている。
平安の秘仏
外は野外で映画を鑑賞するイベントがあり賑わっている。
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期待してしまうリーフレット
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リーフレット裏面
櫟野寺十一面観音1
中に入るやいきなり秘仏の十一面観音さまが・・・
でかー
迫力ありすぎ!!
よくもこんな大きいもん運んだな-というのが感想
これだけでも見てもここに来た価値あり!!
像高は312cm、光背を入れて372cm、台座を含めると531cm!!
画像資料:図録より
櫟野寺薬師如来
こちらは薬師如来坐像で平安時代、国重文
像高は222cm、こちらもご立派!
画像資料:図録より
櫟野寺オールキャスト
出演者オールキャストのご紹介!平安仏の嵐!
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リーフレット見開き、迫力ありすぎ

中ではみうらじゅんといとうせいこうさんの解説を聞きながら楽しく見て回れた。
中でも先代のご住職様の話がおもしろかた。
「わしー、もともとクリスチャンやったんや」というだみ声のくだりは最高ですね
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なんと平成30年にはお寺で33年に1度の大開帳!!
これは行くしかありませんね。
楽しみが増えました。
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今回のゲットアイテム
図録、表と裏でお顔になっている。大きいことが伝わりますね!
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それとマッチ箱のようなお香
今も香りをいただきながら、お目にかかったことを思い出しています。

名古屋市博物館 禅の心とかたち 總持寺の至宝

横浜鶴見の曹洞宗の二大本山である總持寺の至宝の特別展にでかけた。
とにかく予想以上の内容だった。
曹洞宗や禅について学べる内容でした。
總持寺
ちなみに右端の托鉢僧は首が無いのではなく写真撮影用
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案内用のリーフレット
こちらはメインの絵で明治に鈴木松年という画家(弟子に上村松園)が描いた
不倒達磨図屏風
何故か蔵王権現
それと眠い時に叩いてもらう棒(警策)
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左の御坊さまは開祖の瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師の像で石川県の永光寺
より寺外初公開とのこと(鎌倉 県重文)
右から2番目はお釈迦様で總持寺横浜移転当初の本尊(中国清時代か)

以下、気になった仏像のご紹介
總持寺1
總持寺が元々あったところ總持寺祖院の観音菩薩坐像(鎌倉から南北朝 市重文)像高30.7cm
院派仏師の作らしいがお顔も都風で、光背の透かしがとにかく美しかった。
總持寺2
鎌倉大船の大船観音の観音菩薩立像( 平安 市重文)像高81.8cm
通常は秘仏で境内の慈光堂に安置されている。
總持寺3
かわいかったのがコレ
10cmないような小像で迦陵頻伽といい人間と鳥が合体したものらしい
とても愛らしい姿であった
總持寺6
蔵王権現立像(平安)像高171.8cm
まったく禅宗とは関わりがないがけっこうメイン扱いされている。ちょっぴり客寄せ?
明治から大正にかけて活躍された実業家、村井吉兵衛さんから總持寺に寄付されたもので
由来は分からないという。
迫力のあるお姿でどこかの修験道のお寺に祀られていたのだろうろ。
總持寺7
今回のゲットアイテム
図録とクリアファイル(曹洞宗お坊さん基本セット)それにしても渋い

東京国立博物館の禅宗の特別展にはいけそうにないので、ここに来たが
予想以上の良さに感動した。
總持寺は仕事でも付き合いがあって新しいイメージしかなかったがさすがに
大本山、脱帽です。

岐阜の仏像 石徹白大師

ちまたで美しいと話題の石徹白大師に行ってきました。
家族旅行で福井の恐竜博物館に行く途中に立ち寄りたいと家族を説得して実現した。
石徹白大師1
泰澄大師がお出迎え
石徹白大師2
けっこうな石段を登る
案内してくださった上村様に感謝
石徹白大師3
まずは泰澄大師さまにご挨拶
石徹白大師4
平安時代の古いお像だが近世に修復され、おひげ後も再現
真っ白なお顔では精気が伝わらないということか
石徹白大師5
こちらが大師堂
今は管理の関係でこちらにはいらっしゃいません
石徹白大師6
素晴らし過ぎるので後はお写真だけ
石徹白大師7

石徹白大師8

石徹白大師9

石徹白大師10

石徹白大師11
ここは機会を見てまた訪れたいと思う。

静岡の仏像 臨済寺の十二神将

静岡浅間神社の境内にある静岡市文化財資料館にて臨済寺の十二神将像がもともとあった
静岡浅間神社に12年ぶりの里帰りとのことです。
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神仏分離 廃仏毀釈から守られた十二神将
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こちらは伐折羅大将
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十二神将の造立であるが、記録が残っていないためはっきりとは分からないようだ。
頭上に十二支の干支をかかげていることから鎌倉以降の作ではないかということだ。

もともとあった静岡浅間神社をご案内
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楼門
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大拝殿、浅間造という楼閣型社殿 カッコイイ
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こちらが十二神将がいらっしゃった少彦名神社
江戸時代までは神宮寺薬師社といわれ本尊の薬師如来、日光月光菩薩と一緒にオールキャストで
祀られていた。
明治の神仏分離で仏像は臨済寺に迎えられ、同じ医薬の神さまの少彦名神が祀られた。
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八千矛神社ももともとは摩利支天堂でこちらの摩利支天も臨済寺に迎えられた。

静岡の仏像 長楽寺

今は浜松市に編入されたが旧細江町の長楽寺は「満天星(どうだん)の庭」で知られている。
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このお寺のいいところはいい意味での寂れである。
お寺や檀家の人にとっては、いずれ必要な補修に気が気ではないかもしれない。
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山門近くの土塀はさらに痛みが激しい
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高野山真言宗の古刹で浜松の鴨江寺が管理(兼務)をしていたが近年、東京から吉田真誉上人(尼僧)を
住職に迎え、新しく動き出そうとしている。
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護摩堂、こちらに県指定文化財の馬頭観音さまがいらっしゃる
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元々は今川・徳川両家に信仰され寺域は裏に見える山中まで25ヘクタールあったという。
江戸初期の火災と農地開放で寺域の大半を失い、当時の隆盛を見ることはできない。
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厨子には馬頭観音、脇侍として毘沙門天、不動明王を従える。
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本尊の馬頭観音(浜松市重文) 鎌倉時代のもので三面八臂で迫力のあるお顔をされている。
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庭園は回遊式になっており、満天星(ドウダンツツジ)が大変綺麗である。
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この庭からも当時の隆盛をうかがい知ることができる。
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本堂内には当地の領主である旗本、近藤家よりの朱印状が保存されていた。
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それにしても今のも崩れそうだ
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補修されるとこの景観はなくなるが、今岐路に立たされているのは間違いなさそうだ。

静岡の仏像 建穂寺

地方仏好きには人気の静岡市の建穂寺(たきょうじ)を訪ねた。
普段は誰も居ないので総代さんの連絡先が何人分も書いてあり、そちらに連絡するようだ。
ありがたいことに3人目の方で電話が繋がった。
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仁王門とお堂が一体化したもの
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仁王 阿形像
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仁王 吽形像
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仏像はガラスケースの中に所狭しと安置されている
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天部系の仏像が・・・
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今は小さなお堂がぽつんとあるだけだが、昔は相当大きかったようだ。
真言宗寺院で駿河高野山と呼ばれるほど隆盛を極めたらしい。
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千手観音さまがいらっしゃるぞ
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こちらは本尊、千手観音の御前立像であった。
本尊は秘仏で8月9日(四万六千日)に近い日曜日に開帳されている。
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お不動さんいい顔シリーズ その1
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その2 木目がいい感じだしてます
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あんまり強そうでないかるらさん
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風神もユーモラス ウインナーを持っている感じがする
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雷神も愛きょう抜群
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ちょっとかぶりもんぽい(笑)
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難陀竜王さん
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三河の仏像 新城市熊野神社の行慶の仏像

新城市の山中、阿字の七滝という有名な滝の近くに熊野神社はある。
こちらで年に一度、春分の日に収蔵庫が開扉される。
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お目当ての仏像は収蔵庫にある。まずは参拝。
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いかにもひなびた社殿、ここで拝められればすごい感じがする
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収蔵庫内、中央に阿弥陀如来坐像、左に不動明王、右に聖観音菩薩坐像
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阿弥陀如来坐像(鎌倉1244年・行慶作・国重文)
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行慶は仏師の中でも他に名前が出ることはないが「工匠」と名乗っている
ところからも慶派の流れを組む仏師のようだ。
確かに地方の仏師の仕事ではない気がする。
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聖観音菩薩坐像(鎌倉1250年 鏡慶作)像高80cm
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鏡慶も一般的には知られていないが作風から行慶と師弟関係があるようだ
どちらも地方仏らしさはなく洗練とした体躯の美しい観音像であった。
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不動明王立像(鎌倉)
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こちらもいいお顔
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四天王像
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四天王像
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制多迦童子(町重文)
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円空仏
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美しい懸仏もあった
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懸仏 阿弥陀如来坐像(鎌倉・県重文)
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懸仏 千手観音坐像(鎌倉・県重文)
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懸仏 薬師如来座像(鎌倉・県重文)
北条時頼像
北条時宗坐像(市重文)
北条時頼説明

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三河の仏像 林光寺の薬師如来


新城市の林光寺、通称「庭野のお薬師さん」の年に一度(毎年4月の第一日曜日)の御開帳に訪問した。
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あいにく小雨が降っていたが近隣の方だろうか賑わいを見せていた。
参拝者に振る舞いの接待もあって、地方の御開帳の温かさを感じることができた。
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収蔵庫では近くの龍岳院のご住職が法要を終えられたあとであった。
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阿弥陀如来坐像(平安後期1172年 仏師頼与作 国重文)像高130cm
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全体にふくよかな像姿から実際よりも大きく感じる。威厳に満ちたお顔だ
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十二神将たち
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毘沙門天
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目のご利益があると昔から信仰があり、目の絵馬が多くかけてあった。

静岡の仏像 新光明寺

静岡市の繁華街のど真ん中のビルにあるが、今は郊外に移転している
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新光明寺の「新」とは「新しい」といことではなく「新たなる」という前進の意味があるようだ
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美しく手入れされた参道を進む
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立派な山門
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本堂
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石仏の馬頭観音はお寺の移転と共に現在地にお引っ越し

お目当ての阿弥陀如来さまは繁華街のビルの中にいらっしゃいます。
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快慶作の阿弥陀如来立蔵(国重文)
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完成された美しさのフォルム
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お顔は男っぽさが全面に出ているように見える
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指も美しい
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