真数千手観音その9 革堂 秘仏千手観音御開帳

西国三十三所の第19番札所、通称、革堂(こうどう)行願寺にお参りしました。
お目当ては西国三十三所草創1300年記念として
秘仏の御本尊、千手観音さまの御開帳、それも特別内拝です。
なぜ内拝がいいかというと通常は1年に1回、1月17日と18日の2日間だけ開帳されるのですが
外陣からの拝観のため、お姿が遠目でよく見えないし
特に私が見たい手の部分がまったく見えないのであります。
それが今回は内拝のため間近に拝めるのであります!
革堂1
ちなみに革堂(こうどう)という変わった名前は、このお寺を開いた行円(ぎょうえん)上人の故事に因みます。
出家する前の行円上人は狩りが趣味で、ある日、みごもっている雌鹿を射止めた時に
その鹿が死に際に子鹿を産んだそうです。
その時、はじめて”いのち”の深さに気づき、今までの殺生を悔やみ仏門に入りました。
それから、その母鹿の革を衣として生涯、身から離すことがなかったそうです。
人々からは「皮聖」(かわひじり)と呼ばれていたことから革堂と呼ばれるようになったそうです。
革堂2
門を入るとすぐに本堂が現れます。
革堂3
早朝8時40分くらいでしたが、すでにお参りの方がいらっしゃいました。
革堂4
現在の本堂は文化十二年(1815)に再建されたものです。
拝観券
こちらが特別内拝券、五百円です。
革堂千手観音御前立
こちらは御前立の千手観音さま
像高は1メートルくらいです。
裏の大きな御厨子の中に秘仏の千手観音さまがいらっしゃいます。
画像資料:学研 西国三十三所観音巡礼の本
真数千手観音⑰行願寺(革堂)
ついに念願の御本尊、千手観音さまにご対面!!
前回は遠目でほとんどお姿が分からない感じでしたが、今回はすぐ目の前です。
やはり通常の千手観音さまとは明らかに違います。
手の脇手(合掌手をのぞく)左右40本の手にそれぞれ
小さな手が無数に貼り付けられています。

この千手観音様は今まで見たことがない手の表現です。
通常は脇手としてお像に差し込まれていたり、光背で表現されるのですが
手がうろこのようになっています!!
像高も2メートル以上あり、かなりの迫力です。
まさしく真数千手観音さま登録です!!
本当にお参りできてよかった感動です。
是非、この機会のご参拝をお勧めします!

画像資料:駸々堂出版 津田さち子著 「秘仏巡礼」より
ちなみにいろいろ探しましたが他では一切掲載されていません。
DSC05490.jpg
境内の西北隅にある高さ3メートル余りの石塔です。
行円上人が本尊を彫る霊木をいただいた加茂の明神を祀ったものだそうです。
御朱印
いただいた御朱印「革堂」千手観音様の梵字

パンフレットコーナー
20161108202840-0001.jpg

20161108202840-0002.jpg


スポンサーサイト

真数千手観音その8 岐阜の慈恩寺

毎年正月三が日と8月9日・10日しか開扉されない岐阜の慈恩寺を訪ねた。
ここのお目当てはもちろん千手観音さま、それも真数千手観音としてだ
zionnzi1.jpg
さっそく、國寶 千手観音の石標が目に入る。
旧国宝で今は重要文化財でも地域の人は国宝仏だと胸を張っている。
国宝と書いてあるだけで胸がうずくのは仏像ファンなら共通の思いでは・・・
zionnzi2.jpg
鐘楼門、奥に収蔵庫が見える
zionnzi3.jpg
本堂 比較的新しいようだ
zionnzi4.jpg
お待ちかねの千手観音さまへ 周りには誰もいないが扉が開いている
zionnzi5.jpg
本日が御開帳日であることがわかる
zionnzi6.jpg
いらっしゃった千手観音様!!
金に輝く光背には無数の手が!!
zionnzi7.jpg
平安時代、桧の一木造で頭上に手を上げているいわゆる清水寺式の千手観音さまです。
一般的には立像が多いのにこちらは座っていらっしゃる。
台座・持物・光背共に後補のものですが
こちらもマイ真数千手観音に登録です!!
zionnzi8.jpg
収蔵庫の隣にある阿弥陀堂、大好きな十王像がいた!!
zionnzi9.jpg
奪衣婆、あんまり怖くないぞ!ちょっときれいなお姉さん?
胸はしっかり垂れている
zionnzi10.jpg
業(ごう)の秤(はかり)あったー!!
zionnzi11.jpg

真数千手観音 その7 余川神明社の千手観音

福井県越前市の余川地区の神明社にある千手観音さまが福井市立郷土歴史博物館の特別展「福井の仏像」に出ている
事がわかり、家族旅行の間にお会いすることができた。
真数千手観音余川神明社6
いらっしゃいました。小さな手が扇状に付けられています。
画像資料:特別展図録より

真数千手観音余川神明社7
側面図はさらに小さな手がびっしりあることがわかりますね。
マイ真数千手観音登録です!!
画像資料:特別展図録より

真数千手観音 その6 飯盛寺の千手観音

福井県の小浜といえば妙楽寺の千手観音さまがあまりにも有名ですが
飯盛寺にも真数千手観音がいらしゃるということで長泉寺と同じく平成27年度の
若狭の秘仏めぐりに合わせて訪問した。
hannzyou1.jpg
山号を「深山」というだけあって、山中奥深いところにお寺はありました。
受付で奥様に「真数千手観音」のことを話しましたが、それを目当てに来る人は少ないとのこと
hannzyou13.jpg
由緒と境内図
hannzyou2.jpg
本堂への参道、白い布に導かれていきます。
hannzyou3.jpg
立派な茅葺きの本堂が現れた!立派 室町時代で国の重要文化財指定です。
hannzyou12.jpg
平成10年までの解体修理で当初の茅葺きに葺き替えられたようです。
職人の確保が難しい中の大事業です。
hannzyou.jpg
白い布は回向柱に到着!そして更に本堂へと続く
hannzyou4.jpg
本堂に入ると赤い布に変わった。御開帳されている本尊の薬師如来につながっていきます。
hannzyou5.jpg
御前立の薬師如来さまを超えてお厨子の中へ
写真は許可を得て撮影
hannzyou6.jpg
いらっしゃいました。ご本尊の薬師如来さま
彩色が施されてます。近年の補修でしょうか?
hannzyou7.jpg
そして日光月光および十二神将たち
hannzyou8.jpg
十二神将さん、ちょっと狭いところでちょっと窮屈そう?
そして本日の目的の千手観音さんへ
hannzyou9.jpg
光背に塗られた瑠璃色が目立っています
hannzyou10.jpg
おー立派な千手観音さま!!
脇からたくさんの手が真数千手観音です!!
hannzyou11.jpg
やはり厨子の中で拝む千手観音さまはいいですね
生き生きとされている

hannzyou14.jpg
参拝を終えて帰る途中、農作業されていた住職とお話してお別れする。
その後、まさか相当離れたお寺で再会することになるとは・・・

真数千手観音その5 真数千手観音一覧(11番から20番)

11番 通常は非公開、見仏記でも登場!!
seinanninn.jpg
當麻寺西南院 奈良県(重文) 平安時代 秘仏  画像資料:絵葉書

12番 若狭の秘仏公開時期
hannzyouzi.jpg
飯盛寺 福井県(市重文)鎌倉後期  画像資料:絵葉書

13番 四国八十八箇所霊場
konngouhukuzi.png
金剛福寺 高知県(県保護文化財)  画像資料:宮帯出版社 四国霊場仏像を訪ねて 下巻

14番 三十三年に一度の御開帳、待ち遠しいですね
真数千手観音⑱瓦屋寺圧縮
瓦屋寺 滋賀県(重文)平安後期 秘仏  画像資料:毎日新聞社 重要文化財第二巻

15番 毎年1月17日・18日に御開帳
koudou.png
行願寺(革堂) 京都市 秘仏本尊  画像資料:駿々堂出版 秘仏巡礼

16番 薬師堂に安置
konngouzi.jpg
金剛寺 大阪府河内長野市(市重文) 平安時代後期  画像資料:河内長野市HP

17番 通常は横側窓から拝観可能
真数千手観音 法隆寺圧縮版
法隆寺西円堂  奈良県(重文)平安時代 画像資料 毎日新聞社 重要文化財第二巻

18番 平成28年特別展「福井の仏像」
真数千手観音余川神明社8
余川神明社 福井県(県重文) 平安時代
画像資料:福井市立郷土歴史博物館特別展 福井の仏像図録

19番 毎年初観音(1月16日)開帳
seikyouzi.png
清鏡寺 東京都八王子市 画像資料:パンフレット

20番 若狭の秘仏公開時期にお薦め!
長泉寺の千手観音
長泉寺 福井県 鎌倉後期から室町時代 画像資料:絵葉書

その他、今後ご紹介する真数千手観音候補!!(光背で千手を表すもの含んでます)
慈光寺(広島市)・極楽寺(広島県廿日市市)・松尾寺(奈良県大和郡山市)・大悲王院(福岡県)・神照寺(滋賀県長浜市)
慈恩寺(岐阜市)・清瀧寺(岡山県津山市)・観音堂(奈良県天川村)・観音正寺(滋賀県)・狭間千手観音堂(福岡県豊前市)
楊柳寺(兵庫県多可町)・延暦寺萬拝堂(滋賀県大津市)・桐盛院(新潟県長岡市)・正妙寺千手千足観音(滋賀県)などなど
他にらしきものご存知であれば是非、教えてください!!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。