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真数千手観音その11 法隆寺と達磨寺

奈良県で真数千手観音といえば思いつくのは唐招提寺の千手観音立像(国宝)ですが
実は近くの超メジャー寺院にも真数千手がおわすのです。
といことで向かったのは斑鳩の里です!
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目の前に見えてきたのは八角円堂
夢殿ではありません、ここは法隆寺の西円堂です。
ここはなんと拝観料(大人1,500円)を払わなくてもお参りできる無料エリアなのです。
無料といっても侮れません。
鎌倉時代1250年に再建されたものですがもちろん国宝です。
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連子窓の美しい建物です。
正面から中を拝しますと
中央にどかんと薬師如来坐像がおわします。
奈良時代の脱活乾漆造(国宝)で像高246cmもある丈六坐像です。
量感はとにかく豊かで見ごたえ抜群です。
ですがお目当ては真数千手さん
正面右側の連子窓から中を覗くと
真数千手観音法隆寺1
薬師如来を取り巻く十二神将とは離れて東側にポツンと
いらっしゃいました。
真数千手観音法隆寺2
中はうす暗く、目がなじむまで時間がかかりますが
まったく法隆寺では知られていない千手観音さま
確かに手が一般的な42本ではなく、小さな脇手がいっぱいあります。
通常手の間に差し込まれている感じですが
なかなかの迫力です。
真数千手観音法隆寺3
1,000本はないにせよ500本近くあるでしょうか。
造立当時のものではないと思いますが、こちらも真数千手観音認定です。(真数千手学会:笑)
お像の詳しい説明はないですが、文化財資料によると平安時代の作で
国の重要文化財に指定されています。
法隆寺の仏像としでは、まったく取り上げられることはありませんが
ぜひ、見ていただきたいです。
もちろん、そのあとは法隆寺の素晴らしい仏像を拝しました。

そして
法隆寺の近く、王子町の達磨寺を訪ねます。
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寺名のごとく、あの達磨(だるま)さんにゆかりのあるお寺です。
聖徳太子が飢えた人に身を変えた達磨大師に出会ったという伝説の場所に建っています。
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立派な扁額には中央に千手観音、左右に聖徳太子、達磨大師とあります。
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本堂は近年再建され内部は大変きれいです。
聖徳太子
聖徳太子坐像(重文)
眼光するどい、かなりイケメンのお兄さんです。
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達磨大師坐像(重文)
こちらは優しい感じの達磨さん
真数千手観音達磨寺1
こちらが今回のお目当ての千手観音坐像
真数千手観音達磨寺2
左右から出る無数の脇手が飛び立つ鳥の羽のようです。
脇手の表現がかなり美しいです。
真数千手観音達磨寺33年
脇手の数は約400本、元々は500本あったようです。
室町期の作で市の重要文化財に指定されています。
現状は約400本しかありませんが、こちらも真数千手認定です。
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拝観は前もって事前連絡されることをお勧めします。




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真数千手観音その10 津山市清瀧寺の御開帳

しばらくの御無沙汰となりました真数千手観音を訪ねる旅です。

平成29年4月9日に岡山県津山市の清瀧寺の33年に1度の御開帳に行って参りました。
期間は4月8日(土)9日(日)の二日間だけという短いものでした。
今回は同時期に開帳となった伊賀の勝因寺と奈良博の快慶展の初日、興福寺、兵庫県太子町の歴史資料館
の斑鳩寺庫裏の仏像展を二日間で回る強行スケジュールとなりました。
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清瀧寺は中国道津山インターから北上すること10分くらいにある東寺真言宗の別格本山です。
といっても御住職一家だけで支えられているお寺です。
清瀧寺3
ちょうど、桜が満開でまさに33年ぶりの御開帳をお祝いしている感じでした。
清瀧寺4
立派な回向柱が建てられ秘仏の千手観音様につながっています。
清瀧寺5
本堂に入ると奥に立派な御厨子があり五色の紐が千手観音像様につながっています。
思っていたより大きい!期待感が一挙に上がりました。
清瀧寺6
お顔は通常の十一面ではなく三面を持った二十七面像です。
清瀧寺7
おー!!まさに真数千手!!
脇手が扇のように広がっている。
美しいお姿。
清瀧寺8
迫力ありすぎです!!
清瀧寺9
40本の手はしっかり持物を持ち、小さい手は何重にも重ねられています。
清瀧寺10
清瀧寺11
像は現状は津山市の指定文化財であるが今回の御開帳に合わせて改めて調査がおこなわれ、江戸期当たりの後補はあるが
もともとは平安中期の作であることが確認され、貴重な作例であり今後の文化財指定が楽しみとのこと。
真数千手観音としてはまったく無名であるが、こんなに素晴らしい像に巡り合えた清瀧寺12
千手観音の脇侍として時代を感じさせる天部像が祀られていた。
清瀧寺13
彫りは浅く地方仏師によるものか、いい味を出している。
清瀧寺14
本堂に祀られていた大日如来坐像
清瀧寺15
不動明王立像
清瀧寺16
本堂以外にもいくつかの堂舎があり、祇園堂なる珍しい堂があった。
中を覗くと
清瀧寺17
珍しい牛頭天王像がある。
薬師如来の垂迹像として江戸時代初期に祀られたとのこと。
清瀧寺18
こちらは十王堂
清瀧寺19
金色の地蔵菩薩を中心に十王が祀られていた。
うすいブルーの髪をした奪衣婆嬢が素敵だった。
清瀧寺20
満開の桜の中での予想を遥かに超える素晴らしい御開帳であった。
清瀧寺21




真数千手観音その9 革堂 秘仏千手観音御開帳

西国三十三所の第19番札所、通称、革堂(こうどう)行願寺にお参りしました。
お目当ては西国三十三所草創1300年記念として
秘仏の御本尊、千手観音さまの御開帳、それも特別内拝です。
なぜ内拝がいいかというと通常は1年に1回、1月17日と18日の2日間だけ開帳されるのですが
外陣からの拝観のため、お姿が遠目でよく見えないし
特に私が見たい手の部分がまったく見えないのであります。
それが今回は内拝のため間近に拝めるのであります!
革堂1
ちなみに革堂(こうどう)という変わった名前は、このお寺を開いた行円(ぎょうえん)上人の故事に因みます。
出家する前の行円上人は狩りが趣味で、ある日、みごもっている雌鹿を射止めた時に
その鹿が死に際に子鹿を産んだそうです。
その時、はじめて”いのち”の深さに気づき、今までの殺生を悔やみ仏門に入りました。
それから、その母鹿の革を衣として生涯、身から離すことがなかったそうです。
人々からは「皮聖」(かわひじり)と呼ばれていたことから革堂と呼ばれるようになったそうです。
革堂2
門を入るとすぐに本堂が現れます。
革堂3
早朝8時40分くらいでしたが、すでにお参りの方がいらっしゃいました。
革堂4
現在の本堂は文化十二年(1815)に再建されたものです。
拝観券
こちらが特別内拝券、五百円です。
革堂千手観音御前立
こちらは御前立の千手観音さま
像高は1メートルくらいです。
裏の大きな御厨子の中に秘仏の千手観音さまがいらっしゃいます。
画像資料:学研 西国三十三所観音巡礼の本
真数千手観音⑰行願寺(革堂)
ついに念願の御本尊、千手観音さまにご対面!!
前回は遠目でほとんどお姿が分からない感じでしたが、今回はすぐ目の前です。
やはり通常の千手観音さまとは明らかに違います。
手の脇手(合掌手をのぞく)左右40本の手にそれぞれ
小さな手が無数に貼り付けられています。

この千手観音様は今まで見たことがない手の表現です。
通常は脇手としてお像に差し込まれていたり、光背で表現されるのですが
手がうろこのようになっています!!
像高も2メートル以上あり、かなりの迫力です。
まさしく真数千手観音さま登録です!!
本当にお参りできてよかった感動です。
是非、この機会のご参拝をお勧めします!

画像資料:駸々堂出版 津田さち子著 「秘仏巡礼」より
ちなみにいろいろ探しましたが他では一切掲載されていません。
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境内の西北隅にある高さ3メートル余りの石塔です。
行円上人が本尊を彫る霊木をいただいた加茂の明神を祀ったものだそうです。
御朱印
いただいた御朱印「革堂」千手観音様の梵字

パンフレットコーナー
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真数千手観音その8 岐阜の慈恩寺

毎年正月三が日と8月9日・10日しか開扉されない岐阜の慈恩寺を訪ねた。
ここのお目当てはもちろん千手観音さま、それも真数千手観音としてだ
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さっそく、國寶 千手観音の石標が目に入る。
旧国宝で今は重要文化財でも地域の人は国宝仏だと胸を張っている。
国宝と書いてあるだけで胸がうずくのは仏像ファンなら共通の思いでは・・・
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鐘楼門、奥に収蔵庫が見える
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本堂 比較的新しいようだ
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お待ちかねの千手観音さまへ 周りには誰もいないが扉が開いている
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本日が御開帳日であることがわかる
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いらっしゃった千手観音様!!
金に輝く光背には無数の手が!!
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平安時代、桧の一木造で頭上に手を上げているいわゆる清水寺式の千手観音さまです。
一般的には立像が多いのにこちらは座っていらっしゃる。
台座・持物・光背共に後補のものですが
こちらもマイ真数千手観音に登録です!!
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収蔵庫の隣にある阿弥陀堂、大好きな十王像がいた!!
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奪衣婆、あんまり怖くないぞ!ちょっときれいなお姉さん?
胸はしっかり垂れている
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業(ごう)の秤(はかり)あったー!!
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真数千手観音 その7 余川神明社の千手観音

福井県越前市の余川地区の神明社にある千手観音さまが福井市立郷土歴史博物館の特別展「福井の仏像」に出ている
事がわかり、家族旅行の間にお会いすることができた。
真数千手観音余川神明社6
いらっしゃいました。小さな手が扇状に付けられています。
画像資料:特別展図録より

真数千手観音余川神明社7
側面図はさらに小さな手がびっしりあることがわかりますね。
マイ真数千手観音登録です!!
画像資料:特別展図録より
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